こんにちは、スーツ買取.comです。
「お洒落は足元から」なる格言がございますが、これはスーツの世界も同じ。
どれだけ素晴らしい着こなし・Vゾーン・サイズ感であっても足元が疎かになっては全てが台無しと言っても過言ではない程、重要視すべきアイテムです。
個人的にも「靴」は大好物でございまして、語り出すと長くなってきますので、本日は紐靴に限定してお話させて頂きます。
お時間ございましたら冷やかし程度にご一読頂けると幸いです。
まずはじめに、靴には大きく分けて「内羽根」と「外羽根」とに分かれます。
(左の履きにくそうなのが“内羽根”。右の履きやすそうなのが“外羽根”です。)
画像の通り紐を解いた際、大きく開いて履きやすいのが「外羽根」。逆にあまり開かず履きにくそうなのが「内羽根」です。
全てのデザインにおいて内羽根の方が外羽根よりフォーマル、外羽根の方が内羽根よりカジュアルとなりますので、念頭に置いて頂けると幸いです。
まずスーツの足元を飾る基本の「き」と言えば、“ストレートチップ”です。
先端にストレートに縫目が入り、キャップを被ったような見た目から別称“キャップトゥ”と言われることもございます。
このデザインはいかなるビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭まで幅広いシーンでの着用が認められているため、社会人必須のアイテムです。
次が“プレーントゥ”。先端に縫目などがなくプレーンなトゥデザインで“プレーントゥ”となります。まぁ、そのままの名称です。
ストレートチップに次いでフォーマル性は高いですが、オールデンの「990」やチャーチの「SHANNON」のような外羽根でカジュアルな方が人気があるのかなと思います。
もちろん内羽根のプレーントゥもストレートチップ同様、汎用性が高いデザインですのでスーツスタイルにオススメです。
次が“Uチップ・Vチップ”。
オールデンやウエストンがあまりにも有名ですね。
基本的には外羽根のカジュアルな物が多いので、スーツよりかはジャケパンやジャケスラ。
スーツに合わせる際はナチュラルショルダーでパッチポケット。裾は4.5~5cmくらいの広めのダブルが個人的にはオススメです。
本日最後は“ブローグシューズ”。
パーフォレーションという穴飾りが特徴のシューズで“ウイングチップ”というデザイン名の方が一般的かもしれません。
その華美な装飾も相まって、よく結婚式などのフォーマルシーンに着用する方を見かけますが、厳密にはこれマナー違反なんです。
この穴飾り、元々の由来は悪路における「泥除け・雨除け」のためのデザイン。つまりはカジュアル向けという事なんですね。
ですので結婚式や会議など硬さが求められるビジネスシーンでのご着用は避けて頂く方が無難かと思われます。
ちなみにですが、この穴飾りの量により
フルブローグ→セミブローグ→クオーターブローグ→パンチドキャップトゥと名称も変わり、フォーマル度も変わってまいりますので、
ご興味ございましたら一度お調べ下さい。
長くなりましたので、本日はここまで。
是非、素敵一足を見つけ出し、皆さまのスーツライフにお役立て下さい。