ご無沙汰しております。
スーツ買取.comです。
長らくブログをお休みしている間に、世間を取り巻く環境も悪い意味で大きく変わってしまいましたね・・・。
我々が居を構える大阪も先日より非常事態宣言が解除され、出勤時間帯には凛々しく闊歩するスーツ姿のサラリーマンが多く見受けられました。
事態は完全に収束した訳ではないですし、リモートワークが推奨される中、賛否あるかとは思いますが個人的にはそんな凛々しい出勤風景に強い活気を感じた次第です。
以前のような当たり前の光景が早く戻ってほしいですね・・・。
さて、話は変わりますが皆さんシングル派ですか?それともダブル派ですか?
私は完全にダブル派です。
・・・・・あっ、すいません、裾の話です。
そもそも何がちゃうねんちゅう話ですが、パンツの裾処理には大まかに分けて三種類ございます。
①Gカット(別称「タタキ」)
②シングル
③ダブル
①は最もポピュラーなカジュアルなデニムやチノパン、軍パンに採用される仕上げです。基本的にスーツには用いませんので、ここでは割愛します。
②は折り返しがなく表生地にステッチも出てこず、最もフォーマル性が高いとされています。フォーマルシーンや冠婚葬祭の際はシングルがいいですね。
③は折り返しがあり、シングルに比べカジュアル性が増す為、主にビジネスシーンに向いた仕様です。
元々はシングルしかありませんでしたが、とある英国紳士が突然の雨に裾が濡れるのを嫌い、折り返して着用していたのを別の紳士が「めっさかっこええやん!!」と、真似をしだした事が起源とされています。
ではなぜ私がダブル派か?
・ダブルにする方が裾口が重くなり、その重さに引っ張られてクリースライン(スラックス中央に入る折り目)が綺麗に入るから。
・ダブルにする方が予め裾を長く取る為、気分転換にダブル→シングルへの変更が出来るから(シングル→ダブルへの変更は用尺の都合上、基本的に出来ません)。
慶弔時用のブラックスーツはシングルにしておりますが、基本的にはこんな理由でダブルにする事が多いですね。
もちろん各TPOに準じていればどちらでも問題ありませんので、皆さんもそのスーツの着用シーンを思い浮かべて裾の仕様にも拘ってみると、よりスーツへの愛着が増すと思いますよ!!