こんにちは、スーツ買取.comです。
今日はお手入れについてお話させて頂きますので、ご興味ございましたらご一読ください。
「スーツのお手入れ」
おそらく「定期的にクリーニングに出す」以外に思い浮かばない方が大半ではないでしょうか?
しかしながらそのクリーニング、スーツにとって実はとても悪影響。
一般的にスーツをクリーニングに出すとドライ溶剤と呼ばれる石油系の有機溶剤を使って汚れを落とす“ドライクリーニング”なる洗浄方法で洗われます。
スーツの魅力の一つといえば、その高級毛織特有の動物性油を含んだ美しい光沢が挙げられますが、
この“ドライクリーニング”、ウールの繊維内にある油分まで溶かし、生地を傷めるまさに「諸刃の剣」といった存在。
以前、私もネクタイとSuper120′s程のスーツをケチって安価な「街のクリーニング屋さん」に出してしまい、
ネクタイはペタンコ、スーツはカッサカサで可愛いピンク色の針金ハンガーに掛けられ、見るも無残に型崩れして戻ってきた悲しい思い出がございます・・・。
ですのでクリーニングに出すのはそのシーズンに多くても1、2回。出来るのであればクリーニングには出さない方が良いと言っても過言ではありません。
ではどのようにお手入れするのが正解なのか?
正解は日頃のブラッシングです。
ブラシにもピンキリございますが、個人的には量販店に置いている安価な品物で十分かと思います。
一日着用したスーツの繊維の中には、実は目に見えないホコリやゴミが沢山詰まっております。
そのホコリが生地の通気・透湿を妨げ、結果としてカビや虫の温床となり悪臭やベタつきの原因になるんですね。
一日着用し終えた後はこれらのホコリを掻き出すイメージでブラッシング。
また夏場のご着用で汗が気になる際は裏返しにして、風通しの良い場所で一日影干し。
それでも匂いが気になる際はアイロンなどのスチームを当ててやるとカビや虫が撃退され悪臭が改善されます。
最後にどうしてもクリーニングに出さなければいけない時、可能であれば商業施設に入っているような、高級クリーニング店への持ち込みがオススメ。
多少値段こそ張りますが、スーツを極力傷めない薬品の調合や、ボタン破損の防止、丁寧な返却など安心したサービスを提供してくれるので、苦肉の策としてご使用下さい。
決して「街のクリーニング屋さん」が悪い訳ではないですが、そこは一長一短。
高価な衣類に関しては“餅は餅屋”という意味合いでその衣類価値に相応しいプロに依頼する方が経験上良いかと思います。
是非、皆さまの素敵なスーツライフにお役立て下さい。